月別アーカイブ: 2021年11月

日本のことば

本日は籔内佐斗司氏のSNSより・・・・・

 

 

日本のことば

奈良県立美術館館長 籔内佐斗司

文化とは、ことばと文字が具体化したものの総体です。

それは、文学や文芸などの形式で物語化・Narrativationされ、また演劇や美術などの藝術化・Artificationされて可視化・Visualizationし、初めて伝承されるものです。

そして文化には、自分たちの歴史のなかから生まれたものと、他の文化や文明から受容したものが混在しています。ですから、わが国のように多様な外来文化を波状的に受容してきた島国では、日本を知るために、つねに文化の原典を検証する作業が大切です。

そして、ことばはもちろん、伝承された物語や文芸、芸能をないがしろにすると、固有の文化はすぐに衰退し、新しい文化に侵食されますから、ことばはほんとうに大切にしたいものです。

最近発表された国際連携による言語学研究によると、原始日本語の源流は、9000年ほど前の今の中国東北地区の西遼河あたりの農耕民のことばの可能性が指摘されました。

しかし、紀元前14000年ころから始まったといわれる縄文時代前期の言葉との連環は不明なままです。

一方、縄文晩期から弥生初期の時期には、黄河流域や長江流域のひとびとが断続的に朝鮮半島に移住し、その一部が日本列島にも渡ってきたと考えられます。

古事記神話の高天原とは、そのような遠い遠い祖先の原郷の記憶であったのかも知れません。

古代朝鮮半島南部には、三韓(馬韓、弁韓、辰韓)およびその後裔である三国(百済、高句麗、新羅)や最南端の伽耶諸国(狗邪韓国、加羅、金官、任那など)が割拠しました。

そのうち、北九州と密接な関係にあり、三国によって押し出されるように滅亡した伽耶諸国からは多くの知識人や工人が倭に渡来しました。

彼らは、後漢の霊帝(2C)の子孫を自認して漢人(あやひと)と称し、朝廷の実務に携わりました。

彼らのうち、早くに飛鳥地方に定住した一族は、東漢氏(やまとのあやうじ)として、当時の大和朝廷の近代化に大きく貢献したと考えられます。

また遅れて渡来し河内湖沿岸に定住した一族である西漢氏(かわちのあやうじ)は、応神天皇の頃に楽浪郡から百済を経て漢字をもたらしたといわれる王仁(わに)の後裔を自称し、事務官僚の史(ふひと)として朝廷に仕えました。

中国大陸に出自を求めて権威付けている点で、秦の始皇帝の圧政を逃れて、辰韓・新羅に移住した一族の後裔を称する職能民集団・秦氏と似ています。

そして古墳時代後期(5C)に、漢字の音を用いて倭語を表現するためにあみだされたのが万葉仮名ですが、やがてそれをもとに流麗な平仮名が生まれ、平安時代になって漢字と平仮名が交じった「漢字仮名交じり」の文体が普及しました。

このように、日本語は断続的にもたらされた海外の言葉を取り入れつつ、それまでの言葉と融合させてきた歴史があります。

現代は、未曾有の外来語が押し寄せている時代です。これを賢く受容しつつ、しかも日本語の美しさをどのように維持し創造するか、民族としての大きな問題です。

日本の国文学者であり民俗学者・思想家の折口信夫(1887−1953)の文章は、活字になったときの見た目もたいへん柔らかく美しいことで知られます。

それは、「ようろっぱ、あめりか、えるされむ、おぞん」のように外来語もひらがな、即ち「やまとことば」で表記しているからです。

昨今の安易で怪しげなカタカナ語の洪水を思うとき、詩集『現代襤褸集』に書かれた彼のことばへの思いは、心に重く響きます。

さやかなり日本のことば-  わが心 こゝにいき  わが命 これに璽(おして)す  ちなみに、本稿では、「カタカナ」という言葉以外にカタカナ語を用いていないことにお気づきになりましたか?

図版;折口信夫

 

 

*画像・内容は籔内佐斗司氏よりお借りしました。


 

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誘惑のミューズ

11月最後の日曜日❣️
株式会社鶴田一郎事務所よりご案内です・・・・・・・・・

 

11月最後の日曜日❣️
皆様いかがお過ごしですか?
今日は鶴田一郎作品の中でも、とっておきの一枚をご紹介します。
1999年に制作をした「誘惑のミューズ」は、ドラマ週末婚に起用され今もなお人気の作品です。
ジクレー版画に金泥手彩で制作したSE3の「誘惑のミューズ」は、通常サイズよりも大きく空間をより華やかに演出しています。
3枚だけのspecial edtionの1枚が福岡市中洲にあるバーMYMON nakamise様にございます。
カウンター席の壁面に作品を飾っていただいてます。
キャンドルの灯りと音楽とお酒と
幻想的な世界にミューズもウットリになりますね!

MYMON nakamise
福岡市博多区中洲2丁目2-13 松島ビル1階
壁面にカサブランカが飾ってます!
TEL 092-271-1046

※ご来店の際は、お電話をしてくださいね。

現在、カウンター席6席のみでの営業となっていらっしゃるとの事です!
鶴田一郎ギャラリーのアカウントを見たよとご連絡いただけるとスムーズかと思います😊
※お写真のお客様は掲載許可をいただいております。
ありがとうございます。

 

「誘惑のミューズ」

THE鶴田一郎といわれている作品で弊社でも大人気でござます。弊社主催の企画展でも展示する事もありますので是非本物をご覧になってください。
凄く素敵な作品です。

 

*画像・内容は株式会社鶴田一郎事務所よりお借りしました。

 


 

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Minimal

愛知県美術館にて来年1月から開催されます企画展のご紹介です。

現代美術史を語るには外せないミニマルアートがいよいよやってきます。

是非、ご覧ください^^

 

ミニマル/コンセプチュアル

ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術

Minimal/Conceptual: Dorothee and Konrad Fischer and the Art Scenes in the 1960s and 1970s

カール・アンドレ《雲と結晶/鉛、身体、悲嘆、歌》
1996年 2組の144個の鉛のブロック
ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館
Ⓒ Carl Andre/VAGA at ARS, NY/JASPAR, Tokyo 2021 G2678

 

※「ご来館されるみなさまへのお願い」をよくお読みの上、ご来館ください。

 

ミニマル・アートという言葉は、作家の個性を示すような表現性を捨て去り、幾何学的で単純なかたちの絵画や彫刻を制作した、1960年代アメリカの新しい美術動向の呼称として広まりました。

その代表的な作家であるカール・アンドレとダン・フレイヴィンは、自ら手を動かすことをやめ、工業的に生産された金属の板やブロック、既製の蛍光灯などを用いて作品を制作しました。

そうした状況のなかで、ソル・ルウィットは物理的な作品よりも、その構成の規則となるコンセプトこそが重要であるとして、コンセプチュアル・アートへの道を開きます。

アートにとって最も重要なのはコンセプトであるとする考え方は、同時多発的に国際的な広がりをもっていました。

たとえば、ドイツのハンネ・ダルボーフェンは、数字の計算という思考の過程それ自体を作品として提示し、ニューヨークを拠点とした河原温は、起床時間を記した絵葉書を知人に毎日送り続けました。

フランスのダニエル・ビュレンは、場を異化するストライプ模様を街中などのさまざまな場所に設置し、イギリスのギルバート&ジョージは、自らを生きた彫刻とみなし、彼らの日常それ自体がアートであると考えました。

ドロテ&コンラート・フィッシャー夫妻は、1967年にデュッセルドルフにギャラリーを開き、同時代の国際的な動向をいち早く紹介しました。

本展では、ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館の全面的な協力のもと、フィッシャー・ギャラリーが保管していた貴重な作品や資料、ならびに日本国内に所蔵される主要な作品を通じて、全18作家の活動から1960-70年代のミニマル・アートとコンセプチュアル・アートを振り返ります。

 

基本情報

[会期]
2022年1月22日(土)~3月13日(日)
[会場]
愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
[開館時間]
10:00〜18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
[休館日]
毎週月曜日
[観覧料]
一般 1,400(1,200)円
高校・大学生 1,100(900)円
中学生以下無料※( )内は前売券および20名以上の団体料金です。
※上記料金で、同時開催のコレクション展もご覧になれます。
※「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかをお持ちの方、また、その手帳に「第1種」または「1級」と記載のある方に付き添われる方は、1名まで各料金の半額でご観覧いただけます。愛知県美術館チケット売場またはローソンチケット(Lコード:42127)にてお買い求めいただき、当日会場で、各種手帳(ミライロID可)をご提示ください。
※チケットは愛知県美術館チケット売場、ローソンチケット(Lコード:42127)、主要プレイガイドなどで販売します。
[主催等]
[主催] 愛知県美術館、日本経済新聞社、共同通信社

[共催] ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館

[後援] 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、ゲーテ・インスティトゥート東京

[協力] 日本航空

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出品作家

カール・アンドレ、ダン・フレイヴィン、ソル・ルウィット、ベルント&ヒラ・ベッヒャー、ハンネ・ダルボーフェン、河原温、ロバート・ライマン、ゲルハルト・リヒター、ブリンキー・パレルモ、ダニエル・ビュレン、リチャード・アートシュワーガー、マルセル・ブロータース、ローター・バウムガルテン、リチャード・ロング、スタンリー・ブラウン、ヤン・ディベッツ、ブルース・ナウマン、ギルバート&ジョージ

 

図版上から:

ハンネ・ダルボーフェン 《7月1日―31日の賃金・給与リスト、 1968年7月25日》
1968年 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館 © VG BILD-KUNST, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2021 G2678; Photo: Achim Kukulies, Düsseldorf

ダニエル・ビュレン 《定まらないフォルムの絵画》
1965年 国立国際美術館 © DB – ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2678

見どころ

 ドロテ&コンラート・フィッシャー夫妻は、1967年にデュッセルドルフにギャラリーを開き、同時代の国際的な美術動向をいち早く紹介しました。当時の若い作家たちは、1950年代にアメリカを中心に大きな影響力をもっていた抽象表現主義と呼ばれる動向に対して、憧れを抱きつつも同時に反発もしていました。

彼らは、抽象表現主義の絵画に認められる、直観的な色彩やフォルムの配置、絵具に残された身振りの痕跡といった作家の個性を示すような表現性を捨て去って、幾何学的で単純なかたちの絵画や彫刻を制作しました。

こうした新たな動向は、批評家たちによってミニマル・アートと呼ばれ始めます

 

 

図版上から:

ドロテ・フィッシャーとコンラート・フィッシャー
1969年 (撮影:ゲルハルト・リヒター) Photo: Gerhard Richter

ダン・フレイヴィン《 無題(タトリンのためのモニュメント)》
1967–70年 東京都現代美術館 © 2021 Stephen Flavin / ARS, New York / JASPAR, Tokyo G2678

 

その代表的な作家のひとりであるカール・アンドレを、フィッシャー・ギャラリーは最初の展覧会で取り上げました。

アンドレは工業的に生産された金属の板やブロックを用いて作品を制作しました。

従来、作家によって完成された作品は、確固たる存在としてその地位が保証されてきましたが、互いに固定されることのなく床に並べられたアンドレの作品は、容易に解体され再構成されうるもので、作品を一切改変できないものとする考え方を大きく揺るがしました。

同様に1960年代にフィッシャー・ギャラリーで紹介されたダン・フレイヴィンは、既製品の蛍光灯を用いて作品を制作しました。

人工の光を用いて作品を制作する作家はほかにもいましたが、多くの作家が自由に変形できるネオン管を用いたのに対して、フレイヴィンはあえて規格化された蛍光灯を用いて、制作に直観的な判断が入り込む余地を排除したのです。

ソル・ルウィットが、1968年にフィッシャー・ギャラリーで発表した新作《隠された立方体のある立方体》を実現するために、コンラート・フィッシャーに送った作品の制作指示書は、当時のミニマリストの作品制作のあり方をよく示しています。

作品はもはや作家の手を一切介さずに、各部の寸法や塗装の方法などが記された制作指示書を通じて、技術者によって実現されたのです。

 

 

図版上から:

フィッシャー・ギャラリーにおけるソル・ルウィット《隠された立方体のある立方体》の展示
1968年 © 2021 The LeWitt Estate; Photo: Fred Kliché

ソル・ルウィット《隠された立方体のための提案》
制作年不詳 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館 © 2021 The LeWitt Estate; Photo: Achim Kukulies, Düsseldorf

 

ミニマリストたちによって、新たなアートのあり方が提示されていく状況のなかで、芸術制作において最も重要なのは、作品の構成を決定するコンセプトであるという考え方が現れはじめます。

先述のソル・ルウィットは、1967年に「コンセプチュアル・アートに関する断章」というテキストを発表するとともに、制作のコンセプトそれ自体を積極的に公開していきます。

1975年のフィッシャー・ギャラリーにおける個展の招待状には、同展で発表された壁面ドローイングを制作するために、技術者に伝えられた制作指示が記されています。

物理的な作品よりもコンセプト自体を重視していく態度は、数字の計算という思考の過程を提示するハンネ・ダルボーフェンや、起床時間を記した絵葉書を知人に毎日送り続けた河原温にも認められます。

二人組の作家であるギルバート&ジョージは、自らを「生きた彫刻」とみなして、彼らの日常それ自体がアートであると考えました。

それゆえ物理的な作品として残されるのは、彼らの行為の記録であって、たとえば《アーチの下で(ボックス)》は、「歌う彫刻」として彼らが各地で実演した際の、記録写真や招待状などを収めたものです。

 

図版上から:

ソル・ルウィットの展覧会「4つの壁の4つの縁から生じる線」の招待状
1975年 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館 © 2021 The LeWitt Estate; Photo: Achim Kukulies, Düsseldorf

ギルバート&ジョージ《アーチの下で(ボックス)》
1969年 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館 © 2021 Gilbert & George; Photo: Achim Kukulies, Düsseldorf

 

1960-70年代は、社会的な変革と連動しながら、アートにおける新しい価値観が次々に生まれた時代でした。

そこで生まれた価値観や考え方は、今日の現代美術の源流をなすものであると言っても過言ではないでしょう。

本展では、デュッセルドルフのノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館の全面的な協力のもと、フィッシャー・ギャラリーが保管していた貴重な作品や資料、ならびに日本国内に所蔵される主要な作品を通じて、全18作家の活動から1960-70年代のミニマル・アートとコンセプチュアル・アートを振り返ります。


図録

『ミニマル/コンセプチュアル:ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術』

3,500円(税込)※ミュージアムショップ特別価格
全328ページ
[発行]株式会社共同通信社
[ISBN-13]978-4-7641-0730-4


関連イベント

 


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容貌魁偉

本日は籔内佐斗司氏のSNSより・・・・・・・

 

 

 

 

 

牛頭天王
奈良県立美術館館長 籔内佐斗司
 家の門前に、注連縄と対になった「蘇民将来子孫之家門」と書かれた護符を目にすることがあります。その蘇民将来とは以下のような説話です。
遙かむかしのこと、頭に牛の角が生えた容貌魁偉な牛頭天王(ごずてんのう)が妻探しの旅の途中に立ち寄った村で、裕福な巨旦将来に宿を請うたところ、邪険に断られました。
しかし、巨旦の弟の蘇民将来が貧しいながらもこころを込めてもてなしたことに感謝して、天王は彼に「茅の輪を身に着けておけば、お前の一家はすべての災厄から逃れられる」と言い残して立ち去りました。
 やがて天王は、無事妻を娶って帰る途中に件の村を再び訪れ、茅の輪を着けた蘇民将来の家族だけを残して、巨旦将来一族を根絶やしにしてしまったという物騒なお話です。
牛頭天王は、神仏習合でスサノヲとも解釈され、京都の八坂祇園社のご祭神として知られます。彼の無慈悲で暴虐な振る舞いは、流行り病・疫病を象徴しているともいわれ、病魔退散を祈願する祇園祭の起源にもなっています。ちなみに牛頭天王には八人の王子がおり、東京の八王子市の地名の由来でもあります。
 この説話の原典は、密教の「武塔天神王」や『備後風土記』に出てくる武闘神である「タケタフカミ・武勝神」とか、また朝鮮半島の土俗宗教「巫堂(ムーダン)」との関連が説かれたりしましたが、いまひとつはっきりしていません。
 ところが先日、奈良県立図書情報館館長の千田稔先生の講演を聴いていて、はたと気がつきました。
講演は、中国山東省の八つの神の一柱・兵主神(ひょうずしん)についてのお話でした。別名を蚩尤(しゆう)という牛頭人身の荒ぶる神で、石や金属を食べると信じられたことから、この神を鉱山開発や冶金に関わった一族を擬えたのではないかとも考えられます。
この山東省の八神を芸能化したものが、後世の中国王朝の宮廷儀式の余興である百戯や散楽として催行され、そのなかの角觝(かくてい、角力、相撲)という格闘技は、蚩尤を表す牛の仮面をかぶって行われたということで、まさにこの兵主神こそが蘇民将来説話の原典ではないかと思い至りました。
 そして山東八神を連想させる八幡神を奉ずる秦氏は、鉱山の探索や貴金属の精錬を得意とし、養蚕や紡績のほか、散楽などの芸能に関わる職能民を束ねた一族でしたから、牛頭天王の説話は、秦氏とともに広まったのかも知れません。
現代でも、雅楽や能楽に携わる人には秦氏の後裔を名乗る人たちがいます。また、かつての黄金郷の岩手県黒石寺などで牛頭天王を祀る「蘇民祭」が盛大に行われることも合点が行きます。
 天平時代から銅の採掘場として知られていた福岡の香春(かはる)町は、古代朝鮮語の「カグポル(金の村)」に由来するといわれ、また記紀神話の火の神「カグツチ」は火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を指し、もしかしたら、良質な陶土の採掘で知られた橿原の天香具山(あめのかぐやま)も、どこかで秦氏と関係していたのでしょうか。ひょっとして、黄金色に輝くかぐや姫もカグポル?
 こういう言葉の連想ゲームは、学術的には禁忌であるとわかっていても、はまります。
 中国の秦王朝に起源を持つと称した秦氏は、山背国の太秦に本拠地を構え、長岡京や平安京などの山背遷都に大きな影響を与えたと考えられます。そして八幡信仰とともに、歌舞音曲の芸能民や職能民を束ねて、日本の歴史に闇然たる影響を与え続けました。また、荒くれ者の牛頭天王は、日本のオニの幻影として定着したのかも知れません。
 日本だけのものだと思っているものも、思わぬ広がりを持っていることを知ると、歴史探偵団はどんどんおもしろくなります。
図版;
1)神宮社 蘇民将来子孫之家門護符
2)『根元角觝大全』(菱川春童 1791)より「角觝図」
夫れ角觝は もろこしりっこくのときはしまるを かほにうしのめんをかむりてせうふをあらそふ 云々
*画像・内容は籔内佐斗司氏よりお借り致しました。

 


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サイン入れ

株式会社鶴田一郎事務所よりご案内です。・・・・・・・

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ICHIRO TSURUTA art calendar2022を本日より、順次発送をしております。
2年振りに制作をし、沢山のご発注をありがとうございました。
またご予約が叶わなかった皆様には、せっかくのお問い合わせいただきましたのにお詫び申し上げます。
たくさんのサイン入れも心を込めて先生が一枚一枚してくださいました。
お手元に届くのを楽しみにお待ちくださいね😊
京都は紅葉狩り🍁シーズンです。美しい京都の紅葉を皆様に少しお届けします❣️

 


 

 

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