「彫刻」カテゴリーアーカイブ

館長の部屋

本日は籔内佐斗司氏のSNSより・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

館長の部屋 第56話 ナチスドイツ

奈良県立美術館館長 籔内佐斗司

ビックリさせられることの多かった今年ですが、そのなかでも12月7日に起こったドイツの極右組織によるクーデター未遂事件で多くの人が逮捕されたことにはほんとうに驚きました。

中心となったライヒスビュルガー(帝国市民運動)という団体は、表向きはビスマルク(1815〜1898)が1871年に打ち建てた「ドイツ第二帝国復興」を目指しているそうですが、本音は「ナチス第三帝国(1933〜1945)」の再興だとか。

しかし、ナチスに関わる紋章や旗を用いることが法律で厳しく禁止されているために、表向きは「第二帝国復興」を隠れみのにしているとのこと。

ネオナチの存在は知っていましたが、こういう具体的な動きがあったことに衝撃を受けました。

ずいぶん前のことですが、ドイツ人の知人に、「今でも延々と作られている極悪非道なナチスドイツを描いた映画を、今のドイツ人はどのように観ているの?」と訊いたところ、ふだんは論理的で饒舌な彼が、ややこまったような表情をしたあとに、無言で肩をすくめたのが印象的でした。

しかし最近の世論調査で、ドイツ国民の約20%が排外的指向を明確にもち、移民への反発などの潜在的な指向性を持つ30%を含むとなんと排外主義が50%に昇るとのこと。

2021年に「Make America Great Again」「America’s First」を主張したトランプ氏を支持する一団が連邦議会議事堂を占拠したり、今年イタリアで極右政党が政権をとったりと、世界は大きく右傾化を強めているのは確かです。

もちろんロシアのプーチン大統領や中国の習近平主席の政策も独裁的な国家主義が明らかですし、第二次大戦後に築き上げられた世界の枠組みが大きく変わろうとしていることを感じます。

国連が主導するバラ色のグローバル社会や多様性が世界の合い言葉になっているかのように日本政府やマスコミは囃し立ててきましたが、世界はかなり以前から逆回転をしていたわけです。

ナチスドイツが、第二次大戦時に組織的に行った極悪非道な行為に弁護の余地はまったくありませんが、あまりにもその行為がひどすぎたために、あの時代にドイツが創案、実用化したさまざまな先進技術についてまで正当に評価されずに、私たちは戦後の科学技術の多くを米ソが開発したものだと思い込まされています。

一番顕著なのは、宇宙開発やICBMのようなロケット技術で、ナチスドイツの技術がなければ米ソの宇宙競争も月面への到達も数十年遅れたといわれています。

1943年に政敵に幽閉されていたムッソリーニを救出したのは、世界に先駈けて運用を始めたドイツ軍のヘリコプターでした。

また1944年に世界最初に実戦投入されたジェット戦闘機はメッサーシュミット社のMe262です。

速度無制限のアウトバーンや通信システムの原形も、ヒトラー政権が実現したものですし、テレビ放送や公衆電話、テープレコーダもドイツが最初に実用化しています。

高速道路で結ぶモータリゼーションはアメリカが発祥と思われがちですが、Dデイ後にドイツに進駐したアイゼンハワー元帥がアウトバーンに驚愕し、彼が大統領になってからアメリカ全土を結ぶ州間高速道路網を急いで整備しました。

またアウトバーンを走らせる低価格の国民車フォルクスワーゲンの性能は、当時のアメリカの大衆車を凌駕していましたし、自動車の性能を高める自動車レースも、ポルシェに代表されるドイツ車の独壇場でした。

現代の各国軍隊が運用している長射程のライフル銃と短機関銃の長所を併せ持ったアサルトライフルは、ナチスドイツが1944年に制式化したシュトゥルムゲヴェーア(StG44)が最初で、戦後に配備されたソ連のAK47や、ベトナム戦争時に制式化されたM16A1などの機構やシルエットはそっくりで、その先進性に驚きます。

またヒトラーは、非常に健康に気をつけていたために、徹底した禁煙と菜食主義者で、現代の風潮を先取りしていました。

狩猟好きのヘルマン・ゲーリングは、古代ゲルマンの森林と生態系を再現するために、時代に先駈けた自然保護法を制定したことでも知られます。

オリンピックでは、聖火リレーや盛大な開会式、芸術的な記録映画、ラジオの実況中継などなど、1934年のベルリンオリンピックに始まったものがたくさんあります。

今の日本社会では当たり前の税金の源泉徴収制度も、ナチス時代に実施されたものです。

かつてユダヤ人の知人と話していたとき、「現代のユダヤ人は、これから生まれてくる子孫たちのために、タナッハ(ユダヤ教の聖書)の続編を書き続けているのです」といわれて、面食らったことがあります。「そして、ナチスが行ったことを歴史的事実として記録し、ドイツ人は将来に亘って一切反論できない状況を、われわれは文学や映像作品、マスコミなどを総動員して創り出している。これが私たちのやり方です。

タナッハを、現代も語り継いでいるのです」と。

物騒で殺伐とした話題でいっぱいだった今年ですが、来年こそは世界が幸せで安寧であるよう願っています。

図版) ・V2ロケット  ・Me262   ・アウトバーンとフォルクスワーゲン(1943) ・1944年 StG44 ・1947年 AK47 ・1962年 M16A1

 


*画像・内容は籔内佐斗司氏のSNSよりお借りしました。

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ミス・インターナショナル ビューティページェント2022 世界大会

本日は籔内佐斗司氏のSNSより・・・・・・・・

華やかです

 

 

 

 

 

美容大手のミスパリと国際文化協会が主催する「ミス・インターナショナル ビューティページェント2022 世界大会」が、12月13日(火)に東京ドームシティホールで開催され、華やかな美の祭典が繰り広げられました。

今年のグランプリは、180cmのミスドイツ。来春開学予定のミスパリ学園ビューティ&ウエルネス専門職大学副学長の立場で、同大学スカラーシップを1位から5位のミスに贈呈させていただきました。とても自分と同じ種類の生きものとは思えない美神たちに見下ろされながら、至福のひとときを過ごしました。

しかし毎年思うことですが、やっぱり私には、やまとなでしこが一番こころ安まります。

 

*画像・内容は籔内佐斗司氏のSNSよりお借りしました。

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復元模刻像

本日は籔内佐斗司氏のSNSより・・・・・

復元模刻像だそうです・・・凄い!

 

 

 

 

 

 

 

昨年3月末で退任した東京藝術大学大学院文化財保存学専攻彫刻領域の最後の教え子である朱若麟くんが、12月9日(金)に博士課程5年間の集大成となる研究業績を藝大美術館で発表しました。
奈良県桜井市の名刹・聖林寺に安置されている天平時代屈指の十一面観音立像(国宝)の台座光背まで含めたみごとな復元模刻像です。
 明治時代の岡倉天心以来、美術院、東京美術学校(現・東京藝大)、正倉院、東京国立博物館などで営々と続けられてきた国宝の模造制作のなかでも、出色のできといえます。
わが国の文化財保護の特徴である造られた当初の材料と技法を復元し継承するということを、中国からの留学生である朱若麟くんが実践してくれました。

*画像・内容は籔内佐斗司氏のSNSよりお借りしました。

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月読大将(木彫)

本日も籔内佐斗司氏のSNSより・・・・・・・

先日ご案内したブロンズ作品・・・・・・・・の木彫作品のご案内です。

 

 

 

 

 

 

 

【新作木彫『月読大将』のご案内】 2023年令和五年の干支は、癸卯(みずのとう)です。 暦の本によると「今までの努力が稔る歳」とありました。長く続いたコロナ騒ぎやウクライナ問題も、すっきりさっぱり終息してほしいものです。 そんな願いを込めた新作木彫は護法善神「月読大将(つきよみたいしょう)」です。来年こそは、明るく幸せな一年になりますように。

 

 


*画像・内容は籔内佐斗司氏のSNSよりお借りしました

 


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月読大将

本日は籔内佐斗司氏のSNSより・・・・・・

いよいよ干支シリーズ大サイズが完成のようです。

 

 

 

干支ブロンズ『月読大将(つくよみたいしょう)』ができました。
これで、恒例の干支ブロンズの三種揃い踏みです。
一番小さな『卯』、二番目の『繊月坊』、そして今回の一番大きな『月読大将』です。大きな杵を執って、あなたの「癸卯歳」の安寧と繁栄を守護する護法善神です。
サイズ:高さ30cm
発表価格:60万円+消費税
限定数:30体
直筆箱書き、印章、限定番号付き
籔内佐斗司作品のお問い合わせはお気軽にどうぞ!!

*画像・内容は籔内佐斗司氏よりお借りしました。

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