Gclee

最近よく聞かれる内容で作品の掛け方や保存方法等が多いのですが、作品についてのお問い合わせも多いです。

その中でも版画作品の製法についても多くお問い合わせを頂きます。

例えば・・・ジクレって何ですか??・・

ジークレー・ジクレとも言われます・・・わたくしはジクレと言ってるかな・・・・再現力や1枚での印刷が可能&価格等でジクレが主流となっており、その反面、銅版画&リトグラフ&シルクスクリーン&木版画等は貴重性が高くなっております。

ジクレー(Gclee)とはフランス語でインクを吹き付けることです。

ジクレーは超高密度の複製原画でデジタル・リトグラフとも言われます。

リトグラフより安くできることもあって、最近では複製画の主流になる勢いで普及しています。

顔料インクを使用し耐光性、耐水性に優れ、保存性は50年とも100年とも言われています。

原画をスキャナーで読み取り、それを専用の印刷機(インクジェットプリンター)で印刷するわけですが、微妙な色彩の再現には数回の色あわせ作業を経て制作していきます。

美術品級としてすでに世界で認知された技術です。 アメリカのアート業界では、シルクスクリーンやリトグラフに替わってジグレー版画が96%を締めています。

デジタル化は絵画の世界でも確実に浸透しています。

従来の印刷方法では、経済性を考えると大量の数量を印刷しなければ単価は下がりませんでした。

ジクレー版画は、”欲しいときに欲しいだけの印刷”ができるオンデマンド・プリンティングのひとつで、1枚の版画からの制作が可能で、後から何度でも必要な枚数を印刷することが簡単にできます。

現在では版画製作の主流となっているジクレ、是非展示会場などで本物をご覧になられてください。