本日は名古屋城にて行われる大変貴重で珍しい企画展のご案内です。
期間限定なので、これまた貴重となりますので是非ご覧ください!
アートサイト名古屋城では、名古屋城が取り組んでいる「保存・活用」に着目し企画を進めてきました。
2023年には「保存」活動に着目し「想像の復元」というテーマのもと、名古屋城の復元作業に着想を得た作品群を展開し、2024年には「活用」に力点を置き旅の達人・宮本常一の「あるくみるきく」を出発点として、江戸時代から現代まで多彩なアーティストによる旅の表現を紹介し、名古屋城ならではの現代アート展を実施してきました。
3年目となる2025年は再び「保存」に注目し、400年続く名古屋城を形成する素材、築城の技術、そして長年の継承から学ぶことで、新たな創造を導くことを提案します。素材・構造・技術の関係性を、美学・文化的側面から捉える構造の表現をテクトニクスといい、積み上げた礎石の上に木造建築物がのる日本の城郭はまさに独自のテクトニクスの賜物と言えるでしょう。
また、善美を尽くして物を作ることを「結構」といい、アーティストの創作活動はまさに結構なのです。
絵画や彫刻という形式にとどまらない現代アートの作品には、多種多様な素材が用いられています。
いわゆる美術とは縁がなさそうな、さまざまな技術が投入され、アーティストたちは歴史化された過去の表現を継承することで新たな作品を生み出してきました。
「結構のテクトニクス」と名付けられた本展では、最善を尽くして制作された芸術作品(=結構)の根本的な構造表現の美(=テクトニクス)を堪能いただける場を生み出します。
フレスコ画を中心に古典から現代まで様々な描画技法を探求してきたアーティストの川田知志が本丸御殿障壁画をモチーフに、大規模な屋外作品を展開する予定です。
9日間という限られた時間のなかで、制作プロセス、完成された作品、そこで起こるイベント、そして作品が別のかたちへと姿を変えるまでをお楽しみください。
スケジュール | 2025年10月11日(土)〜2025年10月19日(日)
開館情報
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入場料 | 一般 500円、中学生以下 無料、名古屋市内在住の65歳以上 100円 | ||
展覧会URL | https://nagoyajo.art/![]() |
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会場 | 名古屋城 https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/ ![]() |
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住所 | 〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1-1 | ||
アクセス | 地下鉄名城線名古屋城駅7番出口より徒歩7分、地下鉄鶴舞線浅間駅1番出口より徒歩15分 |